エクマットラの活動紹介

生まれた環境をひっくり返すリーダーモデル育成型の支援活動

様々な人達を巻き込みながら、子ども達を大きく大きく育てます。
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青空教室

路上生活を余儀なくされ、様々な理由で学校に通えない子ども達が、仕事の合間に歌、劇、踊りや絵などの情操教育や、識字教育、モラル教育、ライフスキル教育などを受けられる教室です。

青空教室を始めた当初は、第二ステップのチルドレンホームに続く入り口としての役割のみでしたが、現在はさまざまな事情によりチルドレンホームに入所することのできない子ども達に対して、路上キャリアカウンセルなどを通じて、青空教室からそのまま安全で社会的に認知されている仕事に従事し、自活できるよう支援する役割も果たしています。

また、時間や社会に縛られることなく自由を謳歌している子ども達に、時間の概念や協調性といった基礎的な社会性を身に着けさせるヒドゥンカリキュラムも組み込まれています。

その他、地域の子ども達をプロファイリングし、健康状態や置かれた状況などを把握し、子ども達一人ひとりに合ったケアをするための働きもしています。

チルドレンホーム

第一のステップである青空教室での情操教育を通じて学ぶ意欲を持った女の子達や、ストリートチルドレンの中でも最も過酷な状況に直面している子ども達が第二のステップであるチルドレンホームに入り、共同生活を始めます。

ストリートチルドレンとして路上で生活していた子ども達が、社会に羽ばたいていくためには青空教室だけでは限界があり、最も大きな壁となるのが社会性の欠如です。チルドレンホームでは社会性を身に着け、公教育を受けることで、読み書きだけではない、人間社会で生きていくための基礎的な力を身に付けます。

もちろん、路上生活をしている子供たちの多くには性的虐待や暴力、盗難、愛情の欠如など多くの問題が付きまといます。チルドレンホームでは親代わりとなるスタッフも共に寝泊りし、自分の家のように安心した環境で勉強に励むことができます。

アカデミー

エクマットラアカデミーは、元ストリートチルドレンの子どもたちが次世代のリーダーとして、同じ環境で生まれた子ども達にとっての目指すべきロールモデルとして、人間力溢れる人となって社会に羽ばたいていくために、高等教育や専門技術、演劇などの文化教育を提供する全寮制リーダー育成センターとなることを目指して設立されました。

どこでどんな環境で生まれたかは関係なく、圧倒的なスケールを持った人間を輩出することで、またその卒業生たちがオピニオンリーダーとして人間の可能性を身をもって発信していくことで、今まさにストリートチルドレンとして過酷な状況に直面している子ども達にとっての希望となり、社会一般層の人々にとって彼らに対する行動や考え方を改める具体的啓発になると考えます。

これを私たちは「社会がアッと驚く次世代のリーダー」と名付けています。

生まれた環境を逆手にとって、社会を驚かせるような人間を一人でも多く輩出すべく、このアカデミーを開校しました。

全寮制リーダー育成センターという位置づけのこのアカデミーは、実際に生活する子ども達、その地域の人々、教育を提供する先生達、彼らに大事なことを伝えにやってくる国内外の若者達など、関わる全ての人が学びを得られる場を目指しています。そこで、一方通行の学校ではなく、学びあう場という意味を込めて「アカデミー」と名付けました。

映像による啓発活動

エクマットラは、独自のメディア部門を持ち、映像を通じた社会問題の啓発に取り組んでいます。

様々なメディアを扱うクロスメディアで啓発を行っていますが、メインは映像製作であり、代表作品として『Je Shahar Chorabali(邦題:アリ地獄のような街)』という映画があります。この映画はエクマットラの代表であるShubhashish Royが監督を務め、ダッカに住むストリートチルドレンの厳しい生活を鋭い視点で描いています。

オフィシャルサイト:www.arijigoku.net

さらに、メディア部門は様々な社会問題を扱うドキュメンタリー番組を作成し、視聴者への啓発をしています。 メディアとマスコミは、価値観、思想、伝統に基づいて文化を作り上げます。だからこそ、私たちはメディアを用いて訴える術を選びました。特に映像は視覚だけでなく聴覚にも訴えることのできる最も心を揺さぶる力のあるメディアです。私たちは、現代において最も有力な手段である映画映像メディアを通じて、子どもたちへの関心を喚起し、彼らの権利を守ります。

雇用創出と収益事業

エクマットラは寄付のみに頼らない自立した組織であるために、自らの強みを生かした事業を行い雇用や収益を生み出しています。

経済的・精神的に自立することが困難な状況にある貧困層の女性達に、手工芸のトレーニングを行い、クラフト製品を制作・販売するハンディクラフト事業。
バングラデシュの人々にエクマットラの活動を認知してもらう懸け橋の場となり、また高学年でサービス業を希望する子どもにとっては職業訓練の場にもなるレストラン事業。
そしてエクマットラの最大の強みでもある映像制作事業などです。
特に映像制作事業は、その品質や内容に対して国内外から高い評価を得ており、近年は団体運営の要の事業として成長を遂げています。

エクマットラは、これらの収益事業により運営費を賄い、子ども達の将来のための雇用を生み出すことで、独自の活動を継続していくことを目指しています。

研究調査

エクマットラは、様々な社会問題に対する活動の発展や新たな手法の開発を行うため、研究活動にも力を入れています。さらに、エクマットラだけでなく他連携団体の活動にもこれらの研究やアイデアは活かされています。エクマットラの活動はこれらの調査研究に基づき行われています。

これらの研究は、バングラデシュからだけでなく、様々な国々の研究者やアナリスト、評論家、そして教育機関との連携でなされています。さらに、調査データ収集や評価、分析、フィールド調査、観察などはバングラデシュの公立・私立の高等教育機関の卒業生や在学生によるサポートも得ています。