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活動紹介

経済的、社会的格差が非常に大きい国、バングラデシュ。

この大きな格差、溝を埋めていくためには抑圧される社会的弱者と、結果的に抑圧する側の一般市民、裕福層の双方の歩み寄りが必要不可欠であり、どちらか1つが欠けたところでその活動は意味を持つことができないと考えています。

そのためにエクマットラでは社会的弱者への教育、エンパワーメントと、結果的に抑圧する側となっている社会の裕福層への啓発活動の2つを軸に、活動を行っています。

ストリートチルドレンに対する活動

喧騒と砂埃の大都会・ダッカ。
この都市の道を歩くとまず間違いなく見かけるのが子ども達です。それも一日の大半を路上で過ごすストリートチルドレンと呼ばれている子ども達なのです。「路上で生活するかわいそうな子ども達」そのようなイメージで捉えられる彼ら。一見、同じように見える彼らも、農村で生活できなくなってひとりでダッカにやってきた子もいれば、路上生活の親から生まれ、路上で寝起きし路上で生活する子、またスラムなどに親とともに住み一日の大部分を路上で過ごす子ども達など、置かれている状況はさまざまであるのです。

路上で、スラムで、公園で、いろいろな人と話し、調査していく中で分かったのは衝撃的なことでした。それは
「何らかの形で親と生活している子どものほうが、NGOや政府の政策の恩恵を受けにくい」ということだったのです。

バングラデシュでは大小さまざまなNGOが活動しており、ストリートチルドレンの問題にも多くのNGOが取り組んでいます。本来なら、路上に住む子ども達がみなその恩恵を受けられるはずなのですが、実際はそうではありません。
親が拒否するからなのです。
親にとって子どもは、もちろん愛情の対象ではありますが、大切な収入源でもあるのです。ごみくず拾い、物売り、物乞いなどをして稼ぐお金は一家の大切な収入となります。そうした親にとって、子どもがNGOのスクールに行ったりセンターに滞在することはロスでしかありません。そのため、NGOを目の敵にし子どもにとっては機会であるはずの青空教室や支援センターから遠ざけようとするのです。

多くのNGOが活動しているのにその恩恵を受けられていない子ども達がいるということを知った私たちは、親が理由で機会を得られていない子ども達に焦点を絞り支援していくことに決めました。この活動を行う上で親の理解が絶対条件であり、路上生活の親の中でも親が路上娼婦や麻薬の密売などの仕事に従事していると、被害者意識や自己防衛本能からか子どもを教育から遠ざけ収入源と考える傾向が強かったため、まず路上娼婦に話をしていきました。

はじめはもちろん何も話してくれませんでしたし、薄暗い中大勢にとり囲まれ脅されたりと恐怖を感じることもありましたが、めげずに毎日毎日話をしに通い通した。少しずつ心を開いてくれた彼女たちは自分たちのこと、子ども達のことを話し始め、最終的に青空教室の開催に賛同してくれたのです。

エクマットラのストリートチルドレン支援活動

第1ステップ 青空教室 → 第2ステップ シェルターホーム → 第31ステップ アカデミー(現在設立中)
  → 第2ステップ 路上ビジネス(現在準備中)
第一ステップ
青空教室

歌、劇、踊りや絵などの情操教育や、識字教育、モラル教育、ライフスキル教育などを行っています。

エクマットラ設立当初は第二ステップのシェルターホームに続く入り口としての役割のみとしていましたが、現在はさまざまな事情によりシェルターホームに入所することのできない子どもたちが、青空教室からそのまま安全で社会的に認知されている仕事に従事し、自立して生活していく支援をする役割も果たしています。

第2ステップ
シェルターホーム

共同生活の中で社会生活の基本を学ぶと共に、通常教育、技術教育を受け社会復帰をする準備を行います。以前は路上で好きなように自由に生活をしていた子どもたちが、ここでは仲間やスタッフと共に24時間共に生活をし、規律を守りながら食事・勉強・遊びなど生活の全てを行います。つまりここは子どもたちにとっての「家」となるのです。

現在は設立時から生活をする子ども2人を含め、8歳から14歳の子ども、約20人が生活をしています。また、以前はシェルターホームの中で教育を受けていた子どもたちですが、現在は地域で最も優秀と呼ばれる学校の入学試験に合格し、毎日誇らしげに通っています。

エクマットラの子どもたち

写真をクリックしてください。子どもたちの詳細や夢をご覧いただけます。

シュモン
シュモン
ポリー
ポリー
ライハン
ライハン
スリティー
スリティー
ティプ
ティプ
ショマ
ショマ
モヒウッディン
モヒウッディン
ミリ
ミリ
ノヨン
ノヨン
ジョスナ
ジョスナ
ディプ
ディプ
ラベア
ラベア
モニール
モニール
ブリスティー
ブリスティー
ラジブ
ラジブ
ラジュ
ラジュ
ピアル
ピアル
路上ビジネス(計画中)

第二ステップとしてのシェルターホームですが、そこに入所できる子どもの数が限られていたり、親の反対、年齢の問題(シェルターホームに入るには大きすぎる)など、青空教室に通いながらもシェルターホームに入所することのできない子どもがたくさんいます。そのような子どもたちにはシェルターホームを経由せずに、安全で、社会的に認知されている仕事に従事できるようにサポートを行いたいと考えています。

具体的には、路上で軽食の移動販売等の簡単な事業を子どもたちとともに行い、子どもたちに収入の場を提供することで子どもたちが危険な仕事に従事したり、犯罪に巻き込まれていくことを防ぎ、充実して生活していくことを支援することを考えています。

第3ステップ
エクマットラアカデミー

シェルターホームで集団生活に慣れ、そのルールを身につけた子ども達が、実際に自立して生活して行くために必要な技術を身につけ社会復帰していくためのセンター、それがこの「エクマットラアカデミー」です。

ここでは、学校、ホステル、技術訓練&文化教育センター、医療施設などを併設し、高等の学校教育とともに、英会話、コンピューター、お菓子作り、伝統的刺繍、縫製、ロウ細工、サービスなどの職業訓練を中心に行っていきます。また、センター内に酪農・養鶏・漁業プロジェクトを中心に農地を整備し、その収益でセンターを運営していける体制をつくります。そして子ども達がこのセンターで技術を身につけ、卒業するときには身につけた技術を生かした就職の機会まで提供できるよう、エクマットラとして収益事業を行っていく予定です。また、事業から生まれてくる収益は、新しく入ってくる子ども達の技術訓練の経費に充てられます。
こうして、ストリートチルドレンを立派な人材として、人材と資金のサイクルをバングラデシュ国内に構築することを、エクマットラはこの活動を通じて目指しているのです。

*2008年9月に、ダッカから北に170km離れたマイメイシン県ハルアガットに3.5エーカー(東京ドームのグラウンド部分に相当)の土地を購入し、現在はいちごや枝豆などの栽培やヤギや鶏の飼育を行っております。2009年末から建設を開始し、2010年の完成に向けて準備を進めています。

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一般層、裕福層への啓発活動

青空教室を通じて意欲を掻き立てられ、シェルターホームでの生活を通じて共同生活のルール、通常の教育を受け常識を学び、最後に本格的な技術訓練を受けて手に職をつけて社会に復帰して行く。   
これだけで、子ども達にとって完成されたストーリーであるように思えますが、実はこれは私たちの活動の半分でしかありません。というのは、ストリートチルドレンの現状を変え、彼らを自立させて行こうとするならば、子ども達だけを変えて行くのでは不十分で、実は回りの大人たち、社会一般の意識を変えて行かなければ何も変わらないからです。子ども達が路上で生活しているのは、そしてそこで搾取されている原因は子ども達自身によりも、そうさせている大人にあるからなのです。この大人たちの考え方意識を変えて行くことができなければ、結局子ども達が変わっても搾取される状況は変わらないということになります。

現在の活動

エクマットラにおける啓発活動の集大成となるのが映画「 Je Shohor Chorbali 」です。これは農村の生活を捨て、ダッカ市に集まってくる子どもたち、そしてそれを取り巻く人々の思惑、ダッカ市の本当の姿を描いた映画であり、エクマットラが4年間暖め続け、2009年3月、ようやく完成を迎えることができました。この映画をできるだけたくさんの人に届けることで「自国に対する責任感」という概念を1人でも多くのバングラデシュ人の中に構築すべく、2009年7~8月、バングラデシュ国内で上映キャンペーンを行います。

またこの映画の収益はすべてエクマットラアカデミーの設立資金に当てられます。

これまでの活動

これまでエクマットラの活動をまとめた映像や国内問題を扱った映像を制作し、バングラデシュ国内の大学やイベントでの上映、また小学校を回っての啓蒙活動や、オープンディスカッションの開催に加え、新聞や TV メディアへの呼びかけを行ってきました。そしてこれらの活動を続けることによって、バングラデシュ国内において会員や里親、ボランティアなど多くの賛同者を得ることが可能となりました。

これまでに行ってきたメディア啓発活動
  • The lamppost is still fails to light up (活動紹介ドキュメンタリー)制作、 2004年4月
  • 英語教育学校に通う裕福層の子どもたちとストリートチルドレンの交流による啓発キャンペーン、 2005~06年
  • ドキュメンタリー映画‘アチック'制作、 2006年
  • BRAC のドキュメンタリー映画‘ Prochestha '制作、 2007年
  • ドキュメンタリー映画‘ Small Arms is no longer small '制作、 2008年
  • サイクロン支援、農業事業、活動紹介ドキュメンタリー制作、 2008年
  • 映画『アリ地獄のような街』、 日本、韓国、フランスにて公開開始、2009年9月
  • 映画‘ Je Shohor Chorabali ' 上映キャンペーン、2009年7月~8月、於ダッカ市

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その他の活動

  • 2007年12月:サイクロン「シドル」被災地支援
  • 2007年8月:洪水復興支援活動(シェルプール県)
  • 2004年8月:大洪水復興支援活動
    (シェルプール県、ムンシゴンジ県、ブラフモンバリア県)

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