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エクマットラ会報 1月号
2012年1月 all copyright @EKMATTRA
エクマットラは、バングラデシュでストリートチルドレン支援活動を行っているNGOです。活動の内容を会報で紹介します。 |
皆様
新年明けましておめでとうございます。昨年は日本にとって本当に試練の年となりましたが、今年は皆様にとって笑顔あふれる素敵な一年になることを祈っております。
昨年は私達エクマットラにとって、本当に大きな一年となりました。2月にはレストラン「ロシャヨン」を仮オープン、4月にはグランドオープンを行うことができました。その後、電気や水道などのインフラのトラブルや客数の伸び悩みからしばらく苦戦していたロシャヨンですが、10月、11月にやっと収支がトントンの状態まできて、12月には初めての収益を出すことができました!この勢いをさらに加速させるべく、1月以降いろいろと仕掛けていく予定です。
また2010年8月に起工式を行ったアカデミーは、工事自体が予定よりかなり遅れているものの、建物の全体像が見えるまでになってきました。今年はこのアカデミーが完成するし運営が始まる年になります。さらに責任が伴ってくるので、背筋がぴんとなる思いです。
そして、センターの子ども達はというと、学期ごとの中間試験ではかなり苦労していたものの最終試験では皆本当によくがんばって勉強し、ほぼ全員が素晴らしい成績で合格することができました!今年から一学年上に進級することができます。誇らしげな彼らの顔を見ていると今後が本当に楽しみになってきます。
こうしていろいろな分野で大きな意味のあった2011年でしたが、2012年はエクマットラにとって今まで蒔いてきたものが花開く年になると確信しています。今年もますます真摯に活動に取り組んでいきますので、皆様引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとりましても2012年が輝かしい一年になることをお祈り申し上げます。
2012年新春吉日
渡辺大樹 |
12月21日に日本からISL(Institute for Strategic Leadership)という団体がシェルターホームに訪問に来てくださいました。このISLという団体は次世代のリーダー育成という理念の下、企業が選りすぐった方々から構成されており、毎年この時期にエクマットラを訪問してくださっています。
まずはお互いに自己紹介をしました。10秒という短い時間の中でお互いにどれくらいの内容を話せるのかの競争です。その次にアイスブレイクとして「パニパニゲーム」という遊びを行いました。これはバングラデシュのリズムゲームでISLの方々が苦戦する中、子どもたちは慣れた手つきで楽しんでいました。そしてメインである子どもたちとのディスカッションです。ISLの方々が用意してくださった「もし世界が100人の村だったら」というタイトルの映像とスライドから「幸せ」について話し合います。子どもたちの結論として「今の世界は平等ではないけれども、いつか自分の隣の人を幸せに出来るような世界にしたい。」という意見が出ました。日本人から見ればバングラデシュは経済的に小さな国で、他の国や人のことなど考えることなどしないのではないかと考えていたので、こういった意見を持つことが出来る子どもたちが将来大きくなった時、バングラデシュがどのように変わっているのか非常に楽しみになりました。
12月16日、この日はこの国、バングラデシュにとって最も大切な日の1つ、戦勝記念日です。今から40年前の1971年のこの日、パキスタンとの激しい戦争が遂に終わりを告げ、バングラデシュが本当の意味で独立を勝ち取りました。毎年、エクマットラでも戦勝記念日には、その時に国のために闘った戦士たち(フリーダム・ファイター)や戦争のことについて知るプログラムを行っています。
今年は、子ども達が自らセンターの飾り付けをして、クイズ大会と文化プログラムを行いました。クイズ大会は、いつもセンターで子ども達に授業をしている先生方がこの日にちなんで国の歴史や戦争についてのクイズを作成し、学年ごとに3つに別れて競い合いました。クイズ大会では、ブリスティ・モニール・ディプの3人がトップのスコアーを獲得して、各学年のチャンピオンになりました!!日頃大人しいブリスティもこの結果にとても嬉しそうで、すごく喜んでいたのが印象的でした。
文化プログラムでは、戦勝記念日にちなんだ詩の朗読、歌の合唱、ダンスの披露の3つを行いました。ダンスは、9月のイードのイベント以来、久しぶりにコスチュームとメイクアップをして行い、この日のために一週間みっちり練習した『ティールハラー・エイ・テウエル・シャゴル』(戦勝記念日の特別な踊り)は、『闘い』と『勝利』を表現する力強い踊りで、今まで練習してきた踊りと振り付けや雰囲気がかなり異なるものでしたが、女の子たちはとても真剣な眼差しで表現をしていました。
プログラムの最後には、エクマットラの幹部から子ども達にメッセージが送られ、戦争についてや、今この国があることへの誇りと感謝の気持ちを持ち続けることの大切さが子ども達に伝えられていました。特に、代表のシュボの『彼らが流した血があったからこそ、今私たちはみんなこの地、バングラデシュに生きているんだ。彼らや先祖に、私たちは本当に感謝をしなければならない。』という言葉が、大変心に響き、私自身も戦争のことについて深く考えさせられる一日となりました。
前々月にセットメニューの好調をお伝えしましたが、今月はセットメニューだけでなく団体様からのパーティー予約などが入るなど益々好調でした。31日にはパーティーでの売り上げも含め一日の売り上げが6万円を越し、今までの一日の売り上げ記録を一気に2倍以上も更新しました!
今までは売り上げと費用が同じ程度で大きな利益を上げることができていなかったのですが、今月はついに40万タカ(約40万円)を越す売り上げと、6万円の純利益という上々の利益を上げることが出来ました!
そして更なる売り上げアップを目指して現在、内装の新調、また新たなチラシ作りの準備を着々と進めております。来月にはリニューアルが完了する予定ですので、新しくなったロシャヨンを皆様が見に、そして食べにいらしてくださるのをお待ちしております。
バングラデシュでは12月に進級テストがあります(日本とは違い年齢が上がるごとに自動的に進級することが出来ません)。結果は、全員無事に進級することが出来ました。クラス9(中学3〜高校1年生レベル)に進級したシュモンとクラス2で英語の満点を取ったロビン、クラス4で学年11位の成績を取ったノヨンと同じ学年で13位を取ったジョスナなど、皆今回のテストではとても素晴らしい成績を上げることが出来ました!
それをお祝いして1月2日にはプログラムを開催しました。シュボと渡辺からの話、賞状の授与の後、女の子たちには女の子専用のテレビ、男の子たちにはクリケット用の新しいバット・ボールなどがプレゼントされました!子どもたちは大喜びです。いきなりのクリケット大会が開催され、エクマットラのメンバーも含めて全員で楽しみました。
今は学校も再開して子どもたちも勉強に励んでいます。プレゼントで息抜きもしながらも、この調子で来年も全員進級できるよう頑張って欲しいです。
寒い冬!!
一年中暑いというイメージがあるバングラデシュですが、今年の12月の中旬には大規模の寒波に見舞われ、ものすごく寒い日々が続きました。かと思えば半袖でも過ごせるような暑い日になるなど気温の変化が大きく体調の管理が大変です。
日本では年も明け、バングラデシュの寒波にも増す寒い日々が続いていることとは思いますが今年もエクマットラを宜しくお願いいたします。 |
エクマットラ会報 2012年1月号
発行年月日:2012年1月5日
編集:竹内勇人
監修:渡辺大樹
発行:エクマットラ |
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