News Letter Of EKMATTRA

エクマットラ会報 1月号
2011年1月  all copyright @EKMATTRA

エクマットラは、バングラデシュでストリートチルドレン支援活動を行っているNGOです。
活動の内容を会報で紹介します。

 

渡辺大樹より新年のご挨拶

エクマットラにとって実にさまざまなことがあった2010年が終わり、新たな2011年を迎えたのだと思うと、感慨深い気持ちになると同時に、応援してくださる皆様のおかげでこうして活動を進めてこられているのだなと、改めて心より感謝の意を新たにしているところです。  

さて、2010年を振り返ってみますと、
 アカデミーに関しては、設計図が完成し全体像が見えつつも、その資金源が確定しないまま始まった2010年でしたが、その後ダッチバングラ銀行からの大きな資金援助が決定したことで、急速に建設計画を進めることができました。
 センターの子どもたちは、数人の子どもたちがセンターを出て行ってしまうという悲しい出来事もありましたが、新しい仲間たちを迎えて、元気に健やかに過ごしています。今月から新学期が始まり、みんなひとつ上の学年に進むことになります。
 2009年の末から始まった「アリ地獄のような街」日本上映キャンペーンでは、おかげさまで、これまでの一年間に、約55か所、約5000人の動員を得て、成功裏に進められております。(上映会は継続中です)
 2010年初頭に、急速に話を進めていったレストラン事業は、最終的に焼き鳥をベースにしたレストラン「店名:ロシャヨン」という形に収まり、今年の2月のオープンまで秒読み状態まで来ました。  

 その他エクマットラでは、映像制作事業や、グッズ受注事業、お菓子工房の計画など、収益事業を確立すべく、走り回っています。

 非常にさまざまな出来事があった2010年でしたが、2011年はそれが大きく形に変わる年だと思っています。

 スタッフ一同、例年以上に真剣に、活動に取り組んでいく所存ですので、皆様どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

  また、日本もしくはバングラデシュで皆様とお目にかかれることを楽しみにしております。 末筆で恐縮ですが、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

2011年1月吉日
渡辺大樹 エクマットラ

 

1月号もくじ
*新しい仲間!!
*テストの終了と冬休み!!

*冬とスポーツ熱の到来!!

*エクマットラダイアリー


 新しい仲間!!

ナシルとトゥヒン

ナシルとトゥヒン

 今月のトップニュースは、エクマットラにとってとても嬉しいニュースです。11月中旬と12月上旬に、エクマットラのセンターに新しい仲間が2人やってきました。名前は、『トゥヒン』と『ナシル』!2人とも男の子で、青空教室からやって来たとても優秀な子たちです。
 『トゥヒン』は、最初の数日間はなかなか集団生活に慣れず元気がありませんでしたが、徐々に徐々に慣れ出し、今では毎日素敵な笑顔を振りまいています。『トゥヒン』は、とてもおとなしい子ですが、生き物に対する好奇心や優しさは子ども達の中でも特別で、皆に一目置かれる存在です。また彼の将来の夢は、『バングラデシュの貧しい人々のために働き、彼らを助けること』です。初めて彼の夢を聞いたとき、エクマットラのスタッフは皆感動していました。
 一方の『ナシル』は、とても逞しい男の子です。初日からセンターの子ども達に混じり、あっという間にエクマットラでの暮らしに順応してしまいました。彼は運動神経が良く、サッカー、バトミントン、クリケットと何をやらせてもとても上手にこなします。その一方で『LEGO』も好きで、とてもかっこいい家や車を作って見せてくれます。その姿は、まさに才能の宝庫!彼がこれから学校に通い、どのような道に進むのかとても楽しみです。
 そして、この2人を加えたエクマットラのセンターは以前にも増して、活気に溢れています。これから2人がエクマットラで、そして学校でどのような活躍を見せてくれるのか、それを考えるととてもワクワクしてきます!!皆さんもご期待下さい!


 

 テストの終了と冬休み!!
テスト帰りの子ども達

テスト帰りの子ども達

 12月13日、終了のベルと共に2週間に及んだ厳しいテスト期間がついに終わりを告げました。12月5日に一足先にテストを終えていたクラス1~4の子ども達同様、クラス5~7の子ども達にもようやく冬休みがやってきました。
 振り返ればこの2週間は、子ども達にとってなかなか厳しい期間でした。毎日3時間以上机に向かい、停電してもロウソクを立てて勉強する姿は、とても印象的で、日本で育った自分が如何に恵まれた環境だったかを改めて実感する機会ともなりました。
 そんな中で一番目についたのは、ナスリンが真剣に勉強に励む様子でした。 6年生の彼女は、エクマットラの女の子の中で最上学年に位置します。お姉さん格でもある彼女は、後に続く女の子の見本になるよう、とても真剣に勉強に取り組んでいます。特に、英語の勉強に力を入れていて、『将来はダンサーになって世界中を旅して回るから英語が絶対必要なの!』と言います。そんな彼女に、少しだけバングラデシュの英語のテストを見せてもらいましたが、その難しさに驚愕しました。日本の小学校6年生に当たる彼女に出題される問題は、日本の高校レベルの問題で、難しい単語や文法がずらりと並んでいました。こんな難問に文句1つ言わず真剣に取り組む彼女に逞しさを覚えつつも、バングラデシュの教育に関する疑問がまた1つ増えた瞬間でもありました。
 何はともあれ、みんなテストお疲れ様!!そして最高の冬休みを送りましょう!!



 冬とスポーツ熱の到来!!
ノヨン

夢はクリケット選手(ノヨン)

  バングラデシュにも少しづつ冬が近づいています。朝夜の冷え込みは激しくなり、セーターやマフラーを着用する人たちが目立つようになりました。それでも気温は日本に比べると高く、まだ10℃を下回ることはありません。そして冬は子ども達にとって、絶好のスポーツの季節でもあります。熱帯気候のバングラデシュで、熱さと湿度を気にせず日中走り回れる季節は今しかありません。
 人気のスポーツは、2つ。『バトミントン』と『クリケット』。『バトミントン』は、女の子が外で遊べる数少ないスポーツの1つでもあります。この時期、バングラデシュでは道路や空き地にいくつもバトミントンコートが作られ、みんなその急造コートで夜までプレーしています。例に漏れず、エクマットラでもバトミントンはとても人気で、あまり外で遊ぶことのない女の子達が、ここぞとばかりに朝から楽しそうに遊んでいます。
 でも一番人気は、やっぱり『クリケット』。来月には、バングラデシュでクリケットのワールドカップが開かれるということもあり、今年のクリケット熱は、半端じゃありません。エクマットラの男の子達は、毎朝6時半からクリケットをして遊んでいます。中でも、ノヨンのクリケットへの入れ込み具合は、子ども達の中でも群を抜いています。誰よりも早く起き、最後までプレーし続ける。そして、彼はクリケット初心者の私にも真剣に指導をしてくれます。そんな彼の夢は、もちろんクリケット選手になること。この努力家の夢が実る日と来月に迫ったワールドカップを、私は今から待ち切れません。皆さんも是非ワールドカップでは、バングラデシュを応援して下さい!!そして数年後のワールドカップでは、バングラデシュ代表としてノヨンがプレーしているかもしれませんので、こまめにチェックしてみて下さいね!!



 エクマットラダイアリー

*新年のご挨拶!!

 皆様明けましておめでとうございます。2011年は、焼鳥屋『ロシャヨン』のオープン、そしてついに『エクマットラ・アカデミー』が完成する年になります。そんな今年を、エクマットラにとって最高の1年にできるよう日々精進して参りますので、皆様ご声援宜しくお願い致します!!


エクマットラ会報 2011年1月号
発行年月日:2011年1月1日
編集:竹内勇人
監修:渡辺大樹
発行:エクマットラ


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