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エクマットラ会報 8月号
2010年8月 all copyright @EKMATTRA
エクマットラは、バングラデシュでストリートチルドレン支援活動を行っているNGOです。
活動の内容を会報で紹介します。 |
| 8月号もくじ |
子ども達の親へのサポートを開始 |
ワールドカップinバングラデシュ |
渡辺大樹、日本で奮闘! |
エクマットラダイアリー |
エクマットラがサポートするストリートチルドレン。一概にストリートチルドレンと言ってもそれぞれが抱える状況は様々です。そのため子ども達だけへのサポートでは根本解決にはならないとエクマットラは考え、これまでも富裕層への啓発活動や、現地の学生を巻き込む等、様々な方向からサポートしてきました。
そして今回、新たな事業を開始しました。青空教室に通ってくる生徒達、シェルターホームで生活する子ども達の親には、意欲や能力はあっても仕事ができない親もいて、それが貧困への大きな入口になっているケースも少なくありません。これでは青空教室に通う子どもがシェルターホームでの生活を希望しても、親は収入源である子どもを手放すことが難しい等の問題もありました。
そこで7月からエクマットラは小さな工場を開始しました。ビニール袋が禁止されているバングラデシュでは商店で買い物をすると入れてくれる網のバッグがあり、それをこの工場では作ります。今はまだ小さな工場でミシンが2台あるだけですが、これでも一日に数千のバッグを作ることができます。今後はもっと大きな工場にしていき、よりたくさんの親達がここで仕事をし、それが子ども達やその兄弟の可能性を広げてくれることを期待しています。
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作戦会議をしているところ |
クリケットが盛んなバングラデシュですがワールドカップ以降もまだサッカー熱は収まらず、それまでクリケットをしていた広場が今でもサッカーをプレイする広場となっています。そしてエクマットラの子ども達も近頃はサッカーばかりです。そんなサッカー熱を何か形にしたいということで、ダッカ日本人学校と一緒にワールドカップ、日本vsバングラデシュ決勝戦を勝手に行いました。
試合に挑む以前より、毎日サッカーの練習を頑張ってきたエクマットラの子ども達ですがチームプレイをどううまくこなすかといった経験が少なく始めのうちはボールの回りに団子になっていましたが、少しずつそれも形になってきて気合い満々で試合に挑みました。
そして試合当日。日本人学校の生徒達からなる日本代表vsエクマットラのシェルターホームで生活する子ども達からなるバングラデシュ代表チームの試合は15分×4回の試合形式で行われました。
初めのうちはやはり慣れず日本チームに圧倒され最初の15分で3-0で負けていました。そのチームを見て渡辺監督は渋い顔で子ども達を励まします。その後の15分でティプが最初のゴールを決め、その後ラジブもゴールを決めました。ところが日本チームも負けず3点を決められ6-2に。渡辺監督は頭を抱えるシーンもありましたが色んな作戦を子ども達に伝えます。そうして後半戦、今度はノヨンとラジュが点を決めました。しかし同時に日本チームにも1点をとられて7-4。いよいよ最後の15分がやってきました。この時になるとそれぞれのチームの闘志は燃えたぎり、絶対に負けないぞというパワーがみなぎっていました。そうして迎えたラスト、なんとティプが2点を決め、ノヨンがまたゴールを決めて結果7-7の同点でこの試合は幕を閉じました。
点を決めた子ども達はもちろんですが、ゴールを守ったりディフェンスをしていた子ども達もチームワークで守備も固め、着実にエクマットラのチームワークが目に見えて成長したように感じられました。また同時に日本チームの皆との友情関係もさらに深まり、楽しくプレーすることができて今後の繋がりもとても楽しみです。
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くふ楽の皆さんと渡辺 |
エクマットラの渡辺大樹が日本に一時帰国しました。しかし今回は講演会や上映会だけでなく、特別な活動をしました。それは焼き鳥屋での修行です!
以前にこの会報でもお伝えしたエクマットラの焼き鳥屋。それを始めるにあたり、店のマネージメントやシステム等、様々な生きた知識を得るための修行でした。
お世話になったお店「くふ楽」ではお客様達に気持ち良く美味しく飲食してもらうための面白い工夫やアイデアが施されており、サービスも天下一品!そんな素晴らしいところで朝から深夜まで連日修行をし、改めてサービス業の難しさや面白さを経験することができた!とバングラ帰国後に興奮して話していました。また修行中には渡辺を応援するために本当にたくさんの方々がお店に来て下さり、すごく嬉しかった、と感謝していました。
これらの経験を活かしたエクマットラの焼き鳥屋は今年のオープンを目指しています。これまでエクマットラが活動しているダッカのミルプール地区はほとんどが住宅地で、その他には縫製工場以外何も無い場所でしたが8月にKFC(ケンタッキーフライドチキン)やアーロン(世界最大のNGOのBRACが運営するブランドショップ)がオープンし、ダッカの中でも重要な場所として認知され始めました。エクマットラの焼き鳥もこの追い風に乗っていきたいと意気込んでいます。
ストリートチルドレン芸術祭に出品しました
これまでにも毎年出品してきたストリートチルドレン芸術祭。今年も気合いを入れて出品しました。
これまでクレヨンや色鉛筆等の画材が中心でしたが今回は必死に絵の具の使い方を特訓し、希望者は絵の具を使って絵を描きました。お陰で床は絵の具でぐちゃぐちゃになり、服にも絵の具がついたりと大変な想いもしましたが、絵の具の使い方や色の混ぜ方をしっかり知らない彼らの絵はまさに独創的で、中には筆を使わず指で色を付けたり、チューブからそのまま絵の具を紙に出してそれを伸ばしたりしている子もいました。途中どうなることか心配された絵でしたが出来上がった絵を観て大人達はびっくり!ものすごく独創的で面白く、生き生きとした絵がたくさん生まれました。 |
エクマットラ会報 2010年8月号
発行年月日:2010年8月1日
編集:水谷俊亮
監修:渡辺大樹
発行:エクマットラ |
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