エクマットラ会報 4月号
2009年4月 all copyright @EKMATTRA
エクマットラは、バングラデシュでストリートチルドレン支援活動を行っているNGOです。
活動の内容を会報で紹介します。 |
| 4月号もくじ |
エクマットラ映画初上映会 |
映画関係者へインタビュー |
子ども達の紹介コーナー |
ある日の風景 |
エクマットラ制作映画「Je Shohor Chorabali(蟻地獄のような街)」の初上映会が、4月11日にダッカのShishu Academyで行われました。
日程が直前に決まったにもかかわらず、当日はダッカ在住の日本人を含む、600人を超える人々が来てくださり、記念式典、映画の上映を楽しんでくださいました。
上映会当日は、エクマットラスタッフ達はみんな大忙し。会場の外をお花や写真で飾り、記念式典らしく会場を華やかなムードにしました。また、エクマットラの活動を知ってもらうために、ロビーに机を用意し、エクマットラに関する資料を並べたり、パソコンでエクマットラの活動をまとめた動画を流したりしました。
また、大忙しなのは、スタッフ達だけではありません。エクマットラの子ども達は会場入り口に集まり、来てくださったお客様一人一人に、折り紙のツルに紐を通したペンダントをプレゼントしました。子ども達の手作りペンダントを首にかけてもらったお客様たちは、みんなが笑顔になって、会場は式典が始まる前から温かな雰囲気になりました。
記念式典では、在バングラデシュ日本大使、ダッカ大学副学長、映画制作関係者のスピーチがあり、その後、映画関係者一同が舞台の上に集合です。映画に出演した俳優達、映画制作に携わったスタッフ達、4年間をかけた映画の初上映を迎え、それぞれが特別な気持ちを抱いて舞台に上りました。
次に、いよいよ映画の上映です。上映中は、大きな笑い声が起こったり、シリアスなシーンでは会場全体が静まりかえったり、観客は映画の中にどんどん引き込まれていくようでした。そして、最後のエンドロールが流れると、会場内の600人を超す観客から大きな拍手喝采が起こりました。初上映会、大成功に終わったようです。
この映画にはストリートチルドレンが巻き込まれていく犯罪など、社会の闇の部分が描かれています。バングラデシュの問題の一つがそういった状況を人々が直視しないことであり、エクマットラはストリートチルドレンをとりまく大人達に現実を知ってもらうために、この映画を作りました。そして、初上映後に起きた大きな拍手は、エクマットラの思いが観客に伝わったということの証でしょう。その後、監督シュボのインタビューがテレビで流れ、国内の新聞でも映画のことが取り上げられました。バングラデシュ国内外で多くの人がこの映画のことを知り、映画を観た後に何かを感じ取ってもらえることを、エクマットラは願っています。
  
エクマットラ制作映画「Je Shohor Chorabali(蟻地獄のような街)」には、現在エクマットラセンターで暮らしている子ども達のうち、ラジュとシュモンが俳優として参加しています。2人から、映画に出演したこと、映画を観た感想などを聞きました。 また、映画制作者として、エクマットラの渡辺大樹さんと、ムスタックさんに話を聞きました。
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Q:映画に出演して、どうでしたか?
A:自分が映画に出演できるなんて思っていなくて、生まれて初めて
映画に出演することができてうれしかったです。
Q:長いセリフが多かったですが、どうでしたか?
A:セリフがたくさんあったから、覚えるのは大変でした。途中で
面白いセリフがあって、自分で言って笑ってしまいました。
Q:自分が出演した映画を観た感想は?
A:初めて出演した映画がスクリーンで観れて、ちょっと恥ずかしかったけど嬉しかったです。
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Q:映画に出演して、どうでしたか?
A:生まれて初めて映画に出演することができて、誇らしく思っています。撮影中は、大勢の人だかりの中で上半身裸にならなくてはいけない役だったので、恥ずかしかったけど、せっかく 映画に出られるのだからと思って、頑張りました。
Q:自分が出演した映画を観た感想は?
A:少し恥ずかしかったけど嬉しかったです。
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Q:初上映を迎えて、どうですか?
A:人生で初めて制作に関わった映画が初上映を迎えることができて、とても嬉しいです。観た後に、このような素晴らしい映画に、まだ若い自分が参加することができて、幸せだと思いました。
Q: 映画に関して、今後の期待などありますか?
A:この映画が有名になるだとか、賞をとる、というよりも、この映画が伝えたいことがちゃんと皆さんに伝わって欲しいです。そして、映画を観た後に何かを考えるきっかけになって欲しいと思います。
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Q:初上映を迎えて、どうですか?
A:4年がかりでやってきて、予定が遅れたり、問題が起きたりして、途中で上映ができるのかな?と思ったときもありましたが、やっと上映ができて、感無量でした。
Q:映画に関して、今後の期待などありますか?
A:作り手として手前味噌ですが、品質やメッセージ性に自信を持っているので、映画として国際映画祭等にも(応募して)チャレンジしていきたいです。また、この映画が考えるきっかけになって欲しいです。
Q:その他、感想はありますか?
A:初上映のときに、映画のターゲットであるバングラデシュ人が映画に見入っていて、上映後には大きな拍手が起き、その反響を見て、とても嬉しかったです。映画で社会を変革する、という手法は珍しいかもしれませんが、この方法でできる、と手ごたえを感じました。 |
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今月は、ノヨン、ライハン、ティプー、3人の紹介です。
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名前 |
ノヨン |
| 年齢 |
11歳 |
| 学年 |
2年生 |
| エクマットラに来た時期 |
2008年2月 |
| 兄弟の有無 |
弟1人 |
| 好きな科目 |
ベンガル語、算数 |
| 行ってみたい場所(なぜ?) |
北海道
(エクマットラに来てくれた日本人の人が北海道はすごくきれいだと言っていたから。) |
| 最近一番楽しかったこと、うれしかったこと |
いつもクリケットと勉強ができること。 |
| 将来の夢 |
クリケット選手 |
| その理由 |
クリケットをすることが好きだから。 |
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名前 |
ライハン |
| 年齢 |
10歳 |
| 学年 |
2年生 |
| エクマットラに来た時期 |
2008年9月 |
| 兄弟の有無 |
兄2人 妹1人 |
| 好きな科目 |
算数 |
| 行ってみたい場所(なぜ?) |
イタリア
(将来イタリアで仕事をしたいから。) |
| 最近一番楽しかったこと、うれしかったこと |
タブラのクラス |
| 将来の夢 |
クリケット選手 |
| その理由 |
クリケットが好きだから。 |
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名前 |
ティプ |
| 年齢 |
10歳 |
| 学年 |
4年生 |
| エクマットラに来た時期 |
2004年4月 |
| 兄弟の有無 |
兄2人 弟1人 |
| 好きな科目 |
ベンガル語 |
| 行ってみたい場所(なぜ?) |
ファンタジーキングダム(ダッカ近郊の遊園地)
(前に言ったときにいろんな乗り物があって、すごく面白かったから、また行きたい。) |
| 最近一番楽しかったこと、うれしかったこと |
エクマットラ映画初上映会 |
| 将来の夢 |
クリケット選手 |
| その理由 |
最近バングラデシュが負けてばかりだから、僕が勝たせてあげたい! |
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| ショマ |
写真のショマは、何をしていると思いますか?4月11日のエクマットラ映画初上映会のために、折り鶴のペンダントを作っているところです。
11日に上映会がある、と決まった後、エクマットラセンターの子ども達は、この折り鶴ペンダント作りにとりかかりました。その数、700個!「たくさん作らなくちゃいけないから、私たち忙しいの」と、大人っぽい口調で言いながらも、子ども達は、すごく楽しそうでした。それもそのはず、子ども達は何かを作るのが大好きなのです。普段から、新聞紙で犬の人形を作ったり、折り紙の本を見ながら綺麗な孔雀を作ったりして、男の子達も「ほら、これ僕が作ったんだよ!」と誇らしげに見せてくれます。ノクシカタなどの手工芸が素晴らしいバングラデシュですが、子ども達にも、物を作るセンスが受け継がれているのでしょうね。
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